壁紙(クロス)のカビにご注意!

最近、グラムの原状回復サービスや入居中の修繕サービスで、居室内のカビについて複数の相談を頂いております。
カビは嫌なものですよね。カビ取り剤などを使ってもなかなか取れないものです。

カビの発生要素には酸素、湿度、栄養素、温度の4つが主なものになります。
家庭でカビを多く見るのは、風呂場などの水回りが多いと思います。浴槽や洗面の目地などにカビが生えてしまうケースは多くあります。

しかし、最近多くいただいているカビの相談は、壁紙にカビが生えてしまっているケースです。
通常、壁紙を貼るノリには防カビ剤が含まれている場合が多いのですが、通常の環境を超えて条件が整うとカビが発生してしまいます。

カビが発生する要因は、いくつもありますが、通常考えられるのは換気の不足です。これまで、私の経験で、室内にカビが多く発生したのは、冬場に石油ストーブを利用した場合です。外気温との温度差が大きくなり結露が発生し、さらに石油ストーブは、石油の燃焼時に水蒸気が出るので、余計に結露が多く出ます。冬場で換気をしにくい事も重なり、カビの原因となってしまうケースが多いのです。

冬場ではなく、外気温の温度差が少なく、結露が発生しにくい今の時期にカビの相談が多く出てくる原因ですが、それぞれの原因を追究すると、原因はそれぞれに異なりました。

「雨漏りによるカビ」
黄色い写真をご覧ください。
雨の日に室内から壁をサーモカメラで撮影した写真です。写真の中央から右が黄色く、左は黄緑色になっています。黄緑色は黄色より温度が低い事を示しています。肉眼では真っ白い普通の壁紙ですが、温度が低い黄緑色の部位にカビが発生していました。実はこの黄緑色部分の外側の上部に雨漏りがあったのです。結果的に黄緑部分にカビが生えてしまったのでした。

 

「給排水管のトラブルによるカビ」
これは雨漏りのケースよりも、特定するのが難しいケースがあります。もちろん、雨漏りも雨が漏れている箇所(外壁や屋根)の特定が難しい場合は多いです。しかし、給排水管によるトラブルは、カビの発生個所がいろいろな場所となってしまう為になんでカビが生えているのかが、わからないケースがあります。

目に見えない水道管や排水管のトラブルでじわじわと床下に水が溜まり、部屋中が加湿器のようになってしまい、部屋のいたるところにカビが発生してしまう事があるのです。この特定には、床下を点検口などから確認することや、スコープ等により、配管の中を確認する、あるいは水道管の圧力の変化を確認するなど、いくつかの方法があります。

「換気不足や加湿過多による結露」

換気不足により発生した結露によるカビも多くあります。
最近の住宅は24時間換気システムが設備されているため、以前より結露は発生しにくくなっていますが、前に挙げたような冬場に石油ストーブを使い、さらに加湿器を使うような極端な場合は大量の水蒸気が発生してしまいます。
特に鉄筋コンクリートのマンションで気密性が高かったり、北側のお部屋で太陽が当たりにくくて湿気が乾きにくかったりすると、カビが発生する可能性が高くなります。

このように、お部屋の壁紙に発生するカビの原因も様々な場合が考えられます。カビが発生した場所や部位、季節などの環境などから、消去法で原因をあぶりだすしかない場合もあります。
またカビの発生が少ない場合は、カビ止め剤の塗布で済ませてしまう場合もあれば、カビが大量に発生して、壁紙の下の石膏ボードまで到達してしまっている時は、石膏ボードから交換せざるを得ない場合もあります。またカビが発生しやすい物件には、キノシールドのような光触媒コーティングで発生を予防する方法もあります。

入居中なのか、退去時なのか、また修繕にかける事のできる予算はどの位なのか、その物件毎に工事内容を含めて最適解は異なります。

通常の原状回復を超えた汚損や破損があるお部屋のリフォームの相談も経験豊富なグラム株式会社まで、お気軽にご相談ください。

グラム株式会社(キノシールド正規代理店)
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