そもそも感染経路にはどんな種類がある?
最近のニュースで、飛沫感染、接触感染などウイルスの感染経路についてよく耳にしますよね。そこで浮かぶのは「新型コロナウイルスの感染経路には何があって、どれを気を付けるべきか?」という疑問。今回はそれに迫ってみたいと思います。
と、その前に感染経路の種類についてご紹介します。ウイルスが体の中に侵入する経路は、大きく分けると「水平感染」と「垂直感染」の2種類があります。
水平感染
感染源(人や物)から周りに広がるもので「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」「媒介物感染」の4つに分類することができます。
特 徴 | 例 | |
接触感染 | 感染者(源)に直接接触して感染 | 伝染性膿痂疹(とびひ)、 梅毒、淋病、破傷風など |
飛沫感染 | 咳やくしゃみで飛び散ったしぶき(飛沫)を 吸い込むことにより感染 |
インフルエンザ、かぜ、 百日咳、マイコプラズマなど |
空気感染 | 空気中を漂う微細な粒子(飛沫核)を 吸い込むことにより感染 |
結核、麻疹(はしか)、 水痘(みずぼうそう) |
媒介物感染 | 汚染された水、食品、血液、 昆虫などを介して感染 |
コレラ( 水 )、 食中毒(食品)、 ウイルス性肝炎(血液)、 マラリア(蚊)など |
垂直感染
妊娠中、あるいは出産の際に病原体が赤ちゃんに感染することで「母子感染」とも呼ばれています。風疹やトキソプラズマ、B型肝炎などが垂直感染を起こします。
市井で起こる人から人へ、物から人への感染予防の観点で考えると、水平感染の4つが気にすべきことだとわかりますね。
さて、新型コロナウイルスについてはこの4つの中のどれに注目した方が良いのでしょうか?厚生労働省のホームページには、下記の記載があります。
いきなり答えが出てきましたが、新型コロナウイルスにおいて飛沫感染と接触感染が、最も気を付けるべき感染経路でした。
注意すべきは【接触感染】
「飛沫感染対策にはマスクをしているし、接触感染については、ちゃんと手を洗っているから大丈夫」とお考えでしょうか?
ちょっと待ってください!
確かに飛沫感染に対しては、常にマスクをして、外したとしても人とは近距離で会話をしないなど、意識して対策をしている方は多いかと思います。でも、接触感染についてはどうでしょうか?
感染者の咳やくしゃみによって吐き出されたウイルスは、唾液の水分や空気中の水分の重みによって落下し、ドアノブやテーブルなどの場所や物に付着します。ある研究では、気温4℃の場合に感染維持期間が14日間も続くという結果が出ています。ウイルスは想像以上に長い期間、物に残り続けるのです。
ウイルスが残り続けている物に触れ、その手で顔を触ったとき、目、鼻、口から感染します。人は1日のうちに無意識に23回も顔を触っていると言われています。知らず知らずウイルスが付いた手を顔に運んでいるのです。無意識のうちに感染してしまうのが、接触感染の恐ろしいところで、これは手洗いや消毒だけでは防ぎきれません。
それでは接触感染に対しては、どのような対策がとれるでしょうか?単純な答えですが、場所や物に付着している感染力を持つウイルスが、そもそも少なければ良いのです。そのような環境を作るには、抗ウイルスコーティングが最適です。
多くの有名施設で採用されている抗ウイルスコーティングのキノシールドは、部屋や物に吹きかけるだけで、2時間で99.4%の新型コロナウイルスを不活化させる優れもの。無意識の時こそ危険な時。そんな脅威から私たちを守ってくれるキノシールドを使って安全な毎日を送りたいですね。